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幸せへのキセキ

(c)2011 Twentieth Century Fox
『幸せへのキセキ』 (WE BOUGHT A ZOO)
〜動物園を買った男が甦らせる家族の絆〜

(2012年 アメリカ 2時間4分)
監督:キャメロン・クロウ
原作:ベンジャミン・ミー 『幸せへのキセキ〜動物園を買った家族の物語』 興陽館刊
出演:マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、
    トーマス・ヘイデン・チャーチ、エル・ファニング、
    コリン・フォード他
2012年6月8日〜大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズ梅田、なんばパークスシネマ、TOHOシネマズなんば、OSシネマズミント神戸、TOHOシネマズ二条他全国ロードショー
公式サイト⇒ http://www.foxmovies.jp/sk/
 『あの頃ペニー・レインと』のキャメロン・クロウ監督最新作は、動物園を買った男の実話をもとに、喪失感から立ち上がり、夢を掴むまで諦めずに追いかける家族やスタッフたちの姿を描いた感動ストーリーだ。
 何と言っても最愛の妻を亡くし、仕事がクビになりながらも、反抗期の息子と幼い娘の世話を一人でこなさなくてはないけなくなった主人公ベンジャミン演じるマット・デイモンのはまりっぷりが見事。妻のいない寂しさに耐えながら、新しい場所で、動物園のオーナーとしてオープンまでの難題をこなしていく。家のことも、仕事も難題山積みのシングルファーザー。そんな苦難をあえて深刻すぎず、むしろユーモアを交え、どこかポジティブに捉えて描いている。シーンごとにヨンシー(アイルランドの人気バンド、シガー・ロス)の音楽を効果的に使い、キャメロン・クロウ流の明るいエネルギーに満ちたドラマが展開するのだ。
 スカーレット・ヨハンソン演じる飼育係をはじめ、動物園スタッフたちや、ベンジャミン一家がくまやライオン、トラ、はたまたヘビまで様々な動物たちとのエピソードを交えながら絆を深めていくシーンも数々登場。テンポよく動物園開園に向かって壁を乗り越える様子は観ていて元気が出るだろう。一方で、死期が迫った動物に対する飼育員との安楽死に対する考えのギャップにも触れ、動物園経営者として命と向き合い、決断する難しさも滲み出る。

 動物園という大きな夢へのストーリーと並行して、ベンジャミンと息子との確執や、ぶつかり合いから信頼関係を取り戻すまでも丁寧に描写。最愛の妻、最愛の母を失った喪失感を抱えた一家が、1つの夢に向かって一歩を踏み出したとき、家族の新しい歴史が幕が開く。嘘のようなホントのドリームストーリーには、喪失感から前へ進む勇気と希望が散りばめられていた。

(江口 由美) ページトップへ

(c)2011 Twentieth Century Fox
   
             
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